2016年から毎年Wake Up Japanにて開催している、
社会を変えたいと願う若者を応援するための企画、IMPACT Japan。
その中の分科会の1つとして、昨日東アジア平和大使プロジェクトの第8回を開催。
私はIMPACT Japan全体の企画・運営も担当しながら、
政治談話を通して考える日中韓の未来:和解は難しいのか?
というテーマの元、75分のオリジナルワークショップを実施。
今回は読んで字のごとく戦後70年の節目に出された安倍談話を題材に、
国がつくるナレイティブから東アジアの和解について考える回とした。
昨年もそうだけれど、毎回東アジアの和解の回は私が自分で担当している。
特に今回は完全に1からワークショップを設計し開催をしたので、
その様子をレポート。
社会を変えたいと願う若者を応援するための企画、IMPACT Japan。
その中の分科会の1つとして、昨日東アジア平和大使プロジェクトの第8回を開催。
私はIMPACT Japan全体の企画・運営も担当しながら、
政治談話を通して考える日中韓の未来:和解は難しいのか?
というテーマの元、75分のオリジナルワークショップを実施。
今回は読んで字のごとく戦後70年の節目に出された安倍談話を題材に、
国がつくるナレイティブから東アジアの和解について考える回とした。
昨年もそうだけれど、毎回東アジアの和解の回は私が自分で担当している。
特に今回は完全に1からワークショップを設計し開催をしたので、
その様子をレポート。
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なぜ談話を扱ったのか
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私は元々、人が紡ぎだす言葉とか、ストーリーテリングに興味がある。
中学生の頃から作家になりたくて(今も何かを書きたいという思いは変わらずなので現在形を使う)、
今でも小説は1カ月に2~3冊は恐らく読んでいるし、人の心を動かすのは人が心から紡ぎだした言葉だと信じているような、そんな人間で。
だからこそ、歴史や政治を勉強していても、国家が出す「談話」というものに非常に魅かれる。
大学院の修士論文を執筆しおえたのが2015年。
丁度その年は戦後70年の節目に際し安倍総理が談話をだす年だった。
修論は談話の発表前に提出だったので、その中では安倍談話に期待をする程度のことしか書けなかったけれど、私は自分がいつどこで安倍談話を読んだのか、本当にはっきりと覚えている。
8月14日に発表された安倍談話を、私は中国の杭州で、大学内のキャンパスで読んだ。
丁度奨学金をもらっていた財団のサマースクールに参加中だった私は、
その日は体育館でのプログラムがあって、体育館へ行く途中の道でぐるぐると色々なことを考えた。
メディアや各国政府の見解を読む前に、まっさらな頭で一回読んだ。
意外だったのは、その後中国や韓国の友人にどう思うか聞いてみたけれど、あまり関心がなさそうにしていたこと。良い事なのか、悪い事なのか。
そんな私は75年の際も談話を期待したけれども、結局75年は出ず、
60年、70年、ときていることを考えると、次談話が出るのは80年。
あと約4年の未来へ向けて、私が信じる言葉というものをベースに、和解を考えてみたかった。
そんな思いを込めて、ワークショップの題材として談話を選んだ。
私は元々、人が紡ぎだす言葉とか、ストーリーテリングに興味がある。
中学生の頃から作家になりたくて(今も何かを書きたいという思いは変わらずなので現在形を使う)、
今でも小説は1カ月に2~3冊は恐らく読んでいるし、人の心を動かすのは人が心から紡ぎだした言葉だと信じているような、そんな人間で。
だからこそ、歴史や政治を勉強していても、国家が出す「談話」というものに非常に魅かれる。
大学院の修士論文を執筆しおえたのが2015年。
丁度その年は戦後70年の節目に際し安倍総理が談話をだす年だった。
修論は談話の発表前に提出だったので、その中では安倍談話に期待をする程度のことしか書けなかったけれど、私は自分がいつどこで安倍談話を読んだのか、本当にはっきりと覚えている。
8月14日に発表された安倍談話を、私は中国の杭州で、大学内のキャンパスで読んだ。
丁度奨学金をもらっていた財団のサマースクールに参加中だった私は、
その日は体育館でのプログラムがあって、体育館へ行く途中の道でぐるぐると色々なことを考えた。
メディアや各国政府の見解を読む前に、まっさらな頭で一回読んだ。
意外だったのは、その後中国や韓国の友人にどう思うか聞いてみたけれど、あまり関心がなさそうにしていたこと。良い事なのか、悪い事なのか。
そんな私は75年の際も談話を期待したけれども、結局75年は出ず、
60年、70年、ときていることを考えると、次談話が出るのは80年。
あと約4年の未来へ向けて、私が信じる言葉というものをベースに、和解を考えてみたかった。
そんな思いを込めて、ワークショップの題材として談話を選んだ。
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ワークショップの構成
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ワークショップの構成は、考えたい事等、以下とした。
<考えたい事>
「国家」としての方向性と、 「個人」の感情が複雑に入り混じり形成された三ヵ国関係 「国家」がつくるナレイティブである「談話」について、 「個人」である私達はどう捉えるのか?
<構成>
75分で大きくは4つ。
①イントロダクション/安全の場づくり(全体)
通常のプロジェクトでも実施している、異なった人々が集まっているという前提を置いた、
対話のための約束や(安全の場づくり)、これまでのプロジェクトの背景などを紹介。
②現状を知る(個人ワーク) 3つの問いにそって安倍談話を題名と時代が特定できるような表現を隠して個人で読んでもらう。また、事前知識として東アジアの国民感情の推移や、70年代からの主な出来事などを紹介。
3つの問は以下。
②についてグループで話してもらう。その後全体へ共有。
また、ここで談話が安倍談話である事、どのようなプロセスで作成され、国内外でどのような反応があったかを、紹介。
④未来をつくる対話(グループワーク/全体)
「これから4年後の、80年談話はどうあるべきか?」という問いでグループで話してもらう(そもそも必要なのか、という点も論点)。その後、全体へ共有。
ワークショップの構成は、考えたい事等、以下とした。
<考えたい事>
「国家」としての方向性と、 「個人」の感情が複雑に入り混じり形成された三ヵ国関係 「国家」がつくるナレイティブである「談話」について、 「個人」である私達はどう捉えるのか?
<構成>
75分で大きくは4つ。
①イントロダクション/安全の場づくり(全体)
通常のプロジェクトでも実施している、異なった人々が集まっているという前提を置いた、
対話のための約束や(安全の場づくり)、これまでのプロジェクトの背景などを紹介。
②現状を知る(個人ワーク) 3つの問いにそって安倍談話を題名と時代が特定できるような表現を隠して個人で読んでもらう。また、事前知識として東アジアの国民感情の推移や、70年代からの主な出来事などを紹介。
3つの問は以下。
- 印象に残った箇所がわかるようにしておいてください(例:線をひく)。なぜ印象に残ったのか、余力があればメモを手元に残しておいてください。
- あなたはこの談話について、評価を下すとすれば、どう思いましたか?
- (もしわかれば)これはいつ、どの首相によって出された談話だと思いますか?
②についてグループで話してもらう。その後全体へ共有。
また、ここで談話が安倍談話である事、どのようなプロセスで作成され、国内外でどのような反応があったかを、紹介。
④未来をつくる対話(グループワーク/全体)
「これから4年後の、80年談話はどうあるべきか?」という問いでグループで話してもらう(そもそも必要なのか、という点も論点)。その後、全体へ共有。
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参加者の東アジアの和解に対する認識
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今回、参加者は4名。

何回か参加してくれている参加者が多く、有難く、心強い。
その上今回はテーマも扱う題材もかなりはっきりとしていたため、誰も来ないんじゃないか、
と直前まで思っていたこともあり、参加者がいてとても嬉しかった。
少人数だったことから、ブレークアウトセッションはなしにして、全てを全員(全体)で進行。
毎回プロジェクトで行っている参加者へのズームのポール機能を扱った問いとしては、
3つをそれぞれ適切なタイミングで投げかけた。
必要ではない側の参加者は、現状のままであるのでは談話を出すことの意義がないのではないかと考えた点が大きいことがわかる。
今回、必要だと考える側の意見を聞いて、この参加者は結果的に必要であると感じたよう。
このようなやりとりを見ていると、このプロジェクトの意義について、こういうところにあるのではと感じた。
私は80年談話は必要だと考える。その先、90年、100年も同様。
それは謝罪や反省をし続ける、ということではなく、国として過去に思いを馳せ、今の世代への約束をしていくことは必要だと思うから。どのような国に、社会にしていきたいのか。それを、誰と作っていきたいのか。そしてそれは、なぜなのか。8月という時期は、日本社会にとって特別でありつつけるべきだと、私は思う。
80年談話をつくるのであれば、作成に関わりたいと、本気で思う・・・。
詳細はHPに掲載する予定なので、
是非お楽しみに。
今回、参加者は4名。

何回か参加してくれている参加者が多く、有難く、心強い。
その上今回はテーマも扱う題材もかなりはっきりとしていたため、誰も来ないんじゃないか、
と直前まで思っていたこともあり、参加者がいてとても嬉しかった。
少人数だったことから、ブレークアウトセッションはなしにして、全てを全員(全体)で進行。
毎回プロジェクトで行っている参加者へのズームのポール機能を扱った問いとしては、
3つをそれぞれ適切なタイミングで投げかけた。
※回答するかしないかは参加者の任意
1.東アジアで一番興味・関心のある分野は何ですか?(1つ選択、有効回答数4)
2.「東アジアの地域では、草の根からの平和構築が必要だ」とあなたは思うか?(1つ選択、有効回答数4)
3.80年談話は必要だと思うか?(1つ選択、有効回答数3)
全ての投げた問いが、それ1つで授業やワークショップになるくらい、向き合おうと思えば向き合える問いであるという事。
実際、なぜその回答にしたのか、今とても気になっている・・・。
3については「④未来をつくる対話」にて少し意見交換ができたので、そちらは別途補足したい。
はじめの問いについて、今回の参加者の中では、社会というカテゴリーに関心のある参加者が半分。
経済や政治、全てが社会を構成しているものの、問いをつくる側としてあえて「社会」を分けたのは、人々の暮らしや全般的なその国への関心という点は他のカテゴリーに入らないのではないと考えた。
ここは参加者に聞いてみてもよかったかもしれないと今後悔。
もう1つ、私自身はそうだと思うけれど、ある意味意外だったのは、
2に対してすべての参加者が「必要だと思う」と一番強い表現の回答を選んだ事。
食やエンタメの文化が双方の国で人気となっている今、「もう平和だからいいじゃん!」という人が一人くらいいるのでは、と予想をしていた。
やはりこのような回に参加してくれる方々の特性(何かを社会のためにしたい、すべきという危機や責任感、義務意識)が、あるのだろうか。
今回、メインの対話は安倍談話についての対話に多くの時間を使った。
80年談話の観点については少し駆け足に。
参加者から出てきた声をそれぞれ記述する。
③現状についての対話(グループワーク/全体)で出てきた声
参加者Aさん
参加者Bさん
参加者Cさん
- 社会:2
- ビジネス・経済:0
- 政治:1
- 文化:1
- 興味・関心はない:0
2.「東アジアの地域では、草の根からの平和構築が必要だ」とあなたは思うか?(1つ選択、有効回答数4)
- 必要だと思う:4
- どちらかというと必要だと思う:0
- どちらかというと必要ではないと思う:0
- 必要ではないと思う:0
- 考えたことがない:0
3.80年談話は必要だと思うか?(1つ選択、有効回答数3)
- 必要だと思う:2
- 必要ではないと思う:1
全ての投げた問いが、それ1つで授業やワークショップになるくらい、向き合おうと思えば向き合える問いであるという事。
実際、なぜその回答にしたのか、今とても気になっている・・・。
3については「④未来をつくる対話」にて少し意見交換ができたので、そちらは別途補足したい。
はじめの問いについて、今回の参加者の中では、社会というカテゴリーに関心のある参加者が半分。
経済や政治、全てが社会を構成しているものの、問いをつくる側としてあえて「社会」を分けたのは、人々の暮らしや全般的なその国への関心という点は他のカテゴリーに入らないのではないと考えた。
ここは参加者に聞いてみてもよかったかもしれないと今後悔。
もう1つ、私自身はそうだと思うけれど、ある意味意外だったのは、
2に対してすべての参加者が「必要だと思う」と一番強い表現の回答を選んだ事。
食やエンタメの文化が双方の国で人気となっている今、「もう平和だからいいじゃん!」という人が一人くらいいるのでは、と予想をしていた。
やはりこのような回に参加してくれる方々の特性(何かを社会のためにしたい、すべきという危機や責任感、義務意識)が、あるのだろうか。
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参加者との対話
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今回、メインの対話は安倍談話についての対話に多くの時間を使った。
参加者から出てきた声をそれぞれ記述する。
③現状についての対話(グループワーク/全体)で出てきた声
参加者Aさん
- 日露戦争は?のスタンスが、談話の中でも「勇気づけた」とあり、それ以前の歴史観と変わらないのだなと。
- 尊い犠牲の上に現在の平和がある:「尊い犠牲」がひっかかる。
- 女性の権利についての記述もあるが、まだ実現ができていない
参加者Bさん
- 日本にとって近代化の原動力となった:アジア諸国の中では日本は植民地支配の国として、アジアの国をさげすむ意識があったのかなと考えた。
- 尊い犠牲:学校教育の中でもこういう事について考える機会がない。現在の平和とは本当にどういったものがあるか?を痛感した。
- 適切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明:現在韓国の方にとってはまだ謝るべきことであり、他国から見たら多くそのような点があるのだなと。そういう部分を深く考えたい。
- 寛容の心:マイノリティに対して寛容な日本なのだろうか?他の国々よりもヘイトスピーチなどにたいし、問題意識が低い。ここを深く考えていきたい。
参加者Cさん
- 8月14日:武装解除したのは14日。なぜ談話の発表は8月15日ではないのだろう?天皇制との関係だろうか?この日付に意図があるのかどうかはわからない。
- 植民地支配の危機感がアジアに押し寄せた:歴史の流れを肯定するだけでもいいのか?起こったことはしょうがいないが、それでいいのか?
- アジア・アフリカの人を勇気づけた:よくあるナショナリズム。大東亜共栄圏。ひっかかる。
- 三百万余りの同胞:内分け(日本の軍人軍属、民間人 等)を調べた。まとめてしまっていいのか?沖縄の視点はあるのか?
- 尊い犠牲:そうなのかな?これは戦争を批判する立場から出してはいけない言い方では?論調はうたがってかかったほうがいいのかなと。
- 誇りをもてる歩み、とあるが、そうだったか?
- 謝罪の宿命:ぱっときくとなるほどなと思うが、謝罪を続ける宿命があり、その仕組みを背負わせているのは誰?
- 平和の礎:戦争を頑張ってくれた人がいるから、という点に対して疑問や批判が少ないというのは気になる。
- 積極的平和:ガルトゥングの論理だと消極的/積極的平和の概念があるが、それと同じ積極的平和ではこの文章ではない(安倍総理は主義)。
参加者Dさん
- 全体的に見て、謝罪をしているトーンだが、謝罪をしているから許してもらおう、という雰囲気があった。特に「他の国のもと捕虜のみなさんが」というような、まるで全員が許してくれてそういう人が全員(これでいいよね)のような印象。
- 若い人に謝罪を続ける宿命を背負わせてはいけない:そこだけ国から、国民へと責任転化しようとしているように見える。
- 謙虚さを見せようとしながら、世界へリーダーシップをみせるようにみせているのは、しっかりしているなと思った。例えば女性の人権の部分。ここを結びつけることに違和感あり。2015年後のgender equalityのランキングは、日本は下がっていなかっただろうか? やっていることと言っている事が矛盾している。
- いま平和だよね、というトーン。現在の平和がある、という言葉で、いまは幸せだよと言う風にみせてしまう。平和を求めることに今後すり替えられることがあるのかなと。 頑張ったけれどそういう意図が見え隠れしているように見える。
まとめしてしまうのがもったいないと感じたので、全ての声を、参加者別にあえて掲載した。
参加者それぞれの出身地や現在取り組んでいる問題意識が影響している部分もあると想像する。
肯定的に捉えている参加者よりは、批判や違和感、日ごろからの問題意識をすべての参加者が感じる結果となった事は、私は実は意外だった。
今回、事前リサーとして、この座談会の記事を読んだ。
作成のために組織された21世紀構想懇談会のメンバーも参加され、国内外のメディアや各国の反応がまとめれた記録で、とてもわかりやすい。
ここにもあるように、安倍談話は、北京・ソウルの大使館でもそれぞれの言語で発表された。
内容についても女性の人権や、お詫びの気持ち、そして未来の世代の責任について言及したことに対して、私は少なからず「ひっかかることはあるけれど、予想以上によい」と2015年当時感じたことを覚えている。
今回、参加者から出た声で一番はっとしたことは、謝罪の宿命にを次世代に負わせてはならない、という記述に対して、「謝罪を続ける宿命があり、その仕組みを背負わせているのは誰?」 というものだった。
過去談話が歴代内閣で形式に踏襲はされてきながらも、
一部の政治家や首相の発言が近隣諸国を戸惑わせる事実があったことを思い起こさせる。
その後、全体では限られた時間ではあったものの、複数人から言及があった「尊い犠牲」について意見交換を行った。
参加者それぞれの出身地や現在取り組んでいる問題意識が影響している部分もあると想像する。
肯定的に捉えている参加者よりは、批判や違和感、日ごろからの問題意識をすべての参加者が感じる結果となった事は、私は実は意外だった。
今回、事前リサーとして、この座談会の記事を読んだ。
作成のために組織された21世紀構想懇談会のメンバーも参加され、国内外のメディアや各国の反応がまとめれた記録で、とてもわかりやすい。
ここにもあるように、安倍談話は、北京・ソウルの大使館でもそれぞれの言語で発表された。
内容についても女性の人権や、お詫びの気持ち、そして未来の世代の責任について言及したことに対して、私は少なからず「ひっかかることはあるけれど、予想以上によい」と2015年当時感じたことを覚えている。
今回、参加者から出た声で一番はっとしたことは、謝罪の宿命にを次世代に負わせてはならない、という記述に対して、「謝罪を続ける宿命があり、その仕組みを背負わせているのは誰?」 というものだった。
過去談話が歴代内閣で形式に踏襲はされてきながらも、
一部の政治家や首相の発言が近隣諸国を戸惑わせる事実があったことを思い起こさせる。
その後、全体では限られた時間ではあったものの、複数人から言及があった「尊い犠牲」について意見交換を行った。
- 犠牲の美化、戦争の価値観が当時のものが引き継がれているような感覚があってしまう
- この言葉の意味についてしっかり考えてほしい。ある意味、(誤解を恐れず言えば)無意味な犠牲者であったと思う。ただ、その後に意味づけをしていくことはできる。平和の礎にしていかなければいけない、ということもあるので、そこの議論というのがまったくないのが気になる。一人一人がそれが何だったのかについて、結論をだせばいいのではないか。
- 平和学習は答えありきになってしまいがち。今の現状は?それに対してどう向き合っていけばいいのか?広島・長崎の平和学習は、原爆がおとされたところにフォーカスしている。終戦の日というのはあまり大々的にあつかっていないイメージ。
少人数だからこそ、恐れずに正直な対話ができたと感じている。
私自身も12月上旬に長崎へ一人平和学習という名の元訪問しているので、それについては別記事にて掲載予定。
④未来をつくる対話(グループワーク/全体)
「これから4年後の、80年談話はどうあるべきか?」という、
本来であれば前半の安倍談話の対話と同じ時間をつかいたかったワークは、少々駆け足に。
前述したポール機能の結果(80年談話は必要だと思うか?について2人が必要、1人が必要でないと回答)をベースに、参加者に意見を聞いた。
ポールの回答は無記名だったが、結果双方の意見の参加者がそれぞれ意見を述べてくれた。
意見は以下の通り。
④未来をつくる対話(グループワーク/全体)
「これから4年後の、80年談話はどうあるべきか?」という、
本来であれば前半の安倍談話の対話と同じ時間をつかいたかったワークは、少々駆け足に。
前述したポール機能の結果(80年談話は必要だと思うか?について2人が必要、1人が必要でないと回答)をベースに、参加者に意見を聞いた。
ポールの回答は無記名だったが、結果双方の意見の参加者がそれぞれ意見を述べてくれた。
意見は以下の通り。
「必要」側の意見
- 個人的な見解だが、誰がだすか、が重要
- また、今のまま変わらないのであれば、出さなくてもいいのではと思うが、出し続けることに意味があるのでは?と思う。内容がひどい内容だったとしても、こうやってみんなで考えるきっかけになるかなと思う。今の首相だったり、国の見える化する指標だと思う。分析できる。なくしてしまえばいいよね、という論調あまりすきではない。よりよい内容となるか考えていく。それが大事。
「必要ではない」側の意見(※ただし意見を対話の最後に変更)
- 回答に迷った。一個人的な考えで必要ないんじゃないかといれたが、そんなに進展があるわけではなく、政府の考え方も変わったのかとなると、変わっていないと思っている、内容変わらないじゃないか?政府の今の意見を聞くので必要かなと思いつつも、なら出さなくてもいいんじゃないかなと。
- 一方で、異なる意見を聞いて民間の話し合うきっかけになる。それは納得。出したほうがいいかなと今は思った。
必要ではない側の参加者は、現状のままであるのでは談話を出すことの意義がないのではないかと考えた点が大きいことがわかる。
今回、必要だと考える側の意見を聞いて、この参加者は結果的に必要であると感じたよう。
このようなやりとりを見ていると、このプロジェクトの意義について、こういうところにあるのではと感じた。
私は80年談話は必要だと考える。その先、90年、100年も同様。
それは謝罪や反省をし続ける、ということではなく、国として過去に思いを馳せ、今の世代への約束をしていくことは必要だと思うから。どのような国に、社会にしていきたいのか。それを、誰と作っていきたいのか。そしてそれは、なぜなのか。8月という時期は、日本社会にとって特別でありつつけるべきだと、私は思う。
80年談話をつくるのであれば、作成に関わりたいと、本気で思う・・・。
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次回、2021年度最終回
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さて、次回は2021年度プロジェクトの本事業としては最終回。
テーマを平和構築として、1月29日午後より、状況が許せばオンラインではなく、都内で開催予定。
テーマを平和構築として、1月29日午後より、状況が許せばオンラインではなく、都内で開催予定。
詳細はHPに掲載する予定なので、
是非お楽しみに。
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